トップページ雑誌案内(オンラインメドジャーナル)新刊一覧(年月別)近刊案内好評既刊書好評シリーズ書図書目録ヘルプ

医薬ジャーナル 2005年2月号(Vol.41 No.2)

P140(772)~157(789)

特集2 癌分子標的治療の現状と今後の展望      ~ゲフィチニブ プロスペクティブ調査(特別調査)で何が変わるか~

2.ゲフィチニブ プロスペクティブ調査(特別調査)結果報告

アストラゼネカ株式会社研究開発本部医薬安全性推進部 吉田茂

                                                         
Summary

 ゲフィチニブ(イレッサ®錠250)プロスペクティブ調査(特別調査)に,非小細胞肺癌患者3,354例が登録された。副作用発現率は56.20%であった。主な副作用(発現率)は,発疹(17.10%),肝機能異常(11.11%),下痢(11.05%)であった。
 急性肺障害・間質性肺炎の発現率は,主治医判定で6.47%,判定委員会判定で5.81%であった。多変量解析の結果,PS(performance status)2以上の症例,喫煙歴を有する症例,本剤投与開始時に間質性肺疾患を合併している症例,化学療法歴を有する症例で発現率が高く,男性の症例,PS2以上の症例で,急性肺障害・間質性肺炎による死亡率が高くなることが示唆された。
 なお,本調査はイレッサ®投与例のみを対象としたものであるため,本調査の結果のみでイレッサ®投与による急性肺障害・間質性肺炎の発現因子や,予後不良因子を断定することは困難であり,現在実施中の,イレッサ®投与例と非投与例を対象にしたコホート内ケースコントロールスタディ等の結果により検証する必要がある。

※外字や機種依存文字は標準文字に変換して表示しております。

この文献の目次ページに移動 全文を見る

▲このページの上へ