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医薬ジャーナル 2012年9月号(Vol.48 No.9)

P101(2187)~107(2193)

国民皆保険制度の現在と未来

7.国民皆保険制度の財政的課題

慶應義塾大学経済学部・教授 土居丈朗

                                                         
Summary

 本稿では,今後のわが国の医療給付を賄うための財源として,保険料と税の異同に着目して,これらの負担のあり方について述べる。高齢化に伴い,今後さらに増大することが予想されている医療給付の財源を安定的に確保して国民皆保険制度を持続可能にするためには,国民より広く納得できる形での負担を求めることが不可欠である。そこで経済学の観点から,保険料と税の負担のあるべき姿を提示した。
 医療保険制度が担うことが期待されている保険機能と所得再分配機能に着目して,保険原理に基づいた保険料水準の設定と,所得再分配に配慮する場合には保険料負担が困難な個人に限定して税財源を用いた保険料減免を,現行制度よりもさらに明確に行うことが求められる。

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