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医薬ジャーナル 2003年10月号(Vol.39 No.10)

P81(2749)~88(2756)

特集 市中感染症と化学療法

1.抗菌薬の使用と菌耐性化

東邦大学医学部微生物学教室 舘田一博
東邦大学医学部微生物学教室 大野章
東邦大学医学部微生物学教室 山口惠三

                                                         
Summary

 近年,黄色ブドウ球菌,肺炎球菌,緑膿菌など臨床上重要な細菌において,耐性菌の増加,多剤耐性化が急速に進んでいる。耐性菌の伝播・蔓延には,抗菌薬による選択圧が最も重要であり,耐性遺伝子の転移・獲得にはプラスミド,トランスポゾン,インテグロンなどの特異なDNA(デオキシリボ核酸)構造が関与している。特に肺炎球菌では,ペニシリン結合蛋白遺伝子のモザイク変異により,ペニシリン耐性が獲得されており,さらに近年,マクロライド,テトラサイクリンなどにも同時に耐性を示す,多剤耐性肺炎球菌が増加し,問題となっている。また最近になって,欧米を中心に市中獲得型MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症の増加が報告され,耐性菌の問題は新たな局面を迎えようとしている。

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