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医薬ジャーナル 2003年10月号(Vol.39 No.10)

P104(2772)~108(2776)

特集 市中感染症と化学療法

2.内科領域 3)慢性下気道感染症における抗菌薬の選択

大阪大学大学院医学系研究科感染制御部 朝野和典

                                                         
Summary

 慢性下気道感染症の感染性急性増悪は,発熱,喀痰の量や質の変化,炎症反応の増悪によって診断される。急性増悪時には良質の膿性喀痰が得やすい病態であるので,必ず細菌学的検査を行い,抗菌薬選択の指標にすべきである。経口抗菌薬のうちではレスピラトリーキノロン〔TFLX(トスフロキサシン),GFLX(ガチフロキサシン),SPFX(スパルフロキサシン)および高用量のLVFX(レボフロキサシン)〕が最も有用な薬剤であるが,耐性菌の増加をきたさないように,軽症や原因細菌の判明した症例にはできるだけ用いない方が望ましい。重症例や,呼吸機能の低下している患者には,注射用の抗菌薬を選択する。カルバペネム系抗菌薬が最も有用であるが,経口キノロン系同様,原因微生物が推定,判明した場合はカルバペネム以外の抗菌薬で治療を行う。

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