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化学療法の領域 2012年11月号(Vol.28 No.11)

P51(2203)~58(2210)

特集 冬季に問題となる感染症

5.かぜ症候群の診断と治療

The common cold-diagnosis and treatment

武田内科小児科クリニック 院長 武田英紀(Hideki Takeda)

                                                         
Summary

 かぜ症候群は日常診療においてもっとも遭遇する疾患のひとつである。季節,気候,地域により流行状況は大きく異なる。夏期にはアデノウイルスやエンテロウイルスが流行するが,低温,乾燥の冬季には,ライノウイルス,コロナウイルス,RS(respiratory syncytial)ウイルスが流行する。近年,ヒトパレコウイルス,ボカウイルス,ヒトメタニューモウイルスが,かぜ症候群を呈することが報告されている。乳幼児や高齢者,基礎疾患を有する患者では感冒を契機とし,細菌性肺炎,中耳炎,副鼻腔炎を併発したり,気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など基礎疾患の増悪をきたす。細菌感染の合併症には抗菌薬を必要とするが,かぜ症候群の原因の多くはウイルス感染であり,抗菌薬が不要であることを患者に説明することが重要である。

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