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医薬ジャーナル 新薬展望 2017(Vol.53 S-1)

P145(347)~152(354)

第III部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~

血液腫瘍治療薬

京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科 岡知美
京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科 准教授 山下浩平

                                                         
Summary

 血液腫瘍領域で次々と開発される新薬の中でも,分子標的薬と免疫調節薬が特に注目を浴びている。抗PD-1(programmed cell death 1)抗体であるニボルマブは,広い領域にわたって治療効果が期待されているが,血液領域では再発・難治性古典的ホジキンリンパ腫に間もなく使用可能となる見込みである。BTK(ブルトン型チロシンキナーゼ)阻害薬であるイブルチニブが2016 年3月に治療抵抗性の慢性リンパ性白血病に使用可能となったが,さらに多くの非ホジキンリンパ腫に対する適応拡大に向けて臨床試験が進行中である。多発性骨髄腫においては近年目覚ましく新規薬剤が登場し,免疫調節薬であるカルフィルゾミブが薬価収載を受けて使用され始めた。その他,抗体薬であるエロツズマブが承認予定である。このように,血液腫瘍領域では新薬の開発が著しく,これら新薬を含めた治療選択の確立が急務である。

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