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医薬ジャーナル 新薬展望 2017(Vol.53 S-1)

P214(416)~225(427)

第III部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~

抗不整脈薬

岩手医科大学内科学講座心血管・腎・内分泌内科分野・准教授 小松隆

                                                         
Summary

 ランジオロールは,ヒトでの血中薬物濃度半減期が約4 分の短時間作用型選択的β1遮断剤であり,2013 年に『心機能低下例における頻脈性不整脈(心房細動,心房粗動)』の効能・効果が追加され,日本循環器学会心房細動薬物治療ガイドライン(2013 年改訂版)では,心不全増悪急性期などにおける頻脈性不整脈(心房細動・粗動)の心拍調節薬として推奨されるようになった。しかし,そのエビデンスとなったJ-Land 試験のランジオロール症例数は100 例未満であり,左室駆出率25%未満例や投与前血圧が90mmHg 未満の重症心不全例は除外対象となっている。従って,陰性変力作用が少ないとされるランジオロールにおいても,重症な低心機能例では投与中の心血行動態の厳重な監視や副症状の出現に十分な注意が必要である。

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