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CLINICAL CALCIUM 2018年1月号(Vol.28 No.1)

P39~44

特集 運動器-エネルギー代謝連関 Seminar

ケトン体(運動)による臓器保護

Cellular metabolite controls oxidative stress resistance.

国立研究開発法人理化学研究所・眞貝細胞記憶研究室・専任研究員 島津忠広(Tadahiro Shimazu)

                                                         
Summary

 近年,ヒトを始めとする生物には生体内の代謝産物による転写調節の仕組みが備わっていることがわかってきた。例えばアセチルCoAやNAD+等は,ヒストンアセチル化酵素(HAT)やヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)等のエピゲノム修飾酵素の活性を調節することで遺伝子の転写制御と関連していることがわかってきた。本稿では,ヒトの体内で作られるケトン体の一種であるβヒドロキシ酪酸(βOHB)がクラスⅠ HDACを特異的に阻害し,グローバルな遺伝子発現変化を引き起こし,特に酸化ストレス耐性遺伝子の発現を亢進することで酸化ストレスに耐性を示すことなどについて,論じたい。


 Cellular metabolites such as acetylcoenzyme A and nicotinamide adenine dinucleotide control gene transcription via modulating the reader or eraser protein in histone modification. A ketone body, D-β-hydroxybutyrate is an endogenous metabolite which has been reported as a class Ⅰ histone deacetylases(HDACs). In this chapter, a molecular basis of the ketone body in transcriptional control and protection against oxidative stress is reviewed and discussed.

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