トップページ雑誌案内(オンラインメドジャーナル)新刊一覧(年月別)近刊案内好評既刊書好評シリーズ書図書目録ヘルプ

化学療法の領域 2018年2月号(Vol.34 No.2)

P4(182)~21(199)

連載 感染症診断と病理

8.患者血清を利用する組織内病原体の証明

はるひ呼吸器病院病理診断科 病理部長 堤寬(Yutaka Tsutsumi)

                                                         
Summary

 特異性より感度を重視する免疫染色の第2弾である。感染症の回復期患者血清中には高タイターの抗病原体抗体が存在する。膿瘍や肉芽腫形成といった炎症性病変が病理組織学的に確認されれば確実性が高い。希釈患者血清を一次抗体とする酵素抗体法間接法がホルマリン固定パラフィン切片に応用される。確実な臨床診断が下されている場合は血清の病原体特異性が相当程度保証される。臨床診断が不明の場合は患者血清の特異性は不明であり,病原体の存在診断に利用される。陽性部位の形態的特徴と臨床情報を総合すると,特定の感染症に絞り込める場合がある。この安上がりな方法を紹介する。

※外字や機種依存文字は標準文字に変換して表示しております。

この文献の目次ページに移動 全文を見る

▲このページの上へ