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化学療法の領域 2018年2月号(Vol.34 No.2)

P42(220)~45(223)

特集 感染性心内膜炎のマネジメント・最新の動向

1.感染性心内膜炎の病態生理

Pathophysiology of infective endocarditis

大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学 教授 中谷敏(Satoshi Nakatani)

                                                         
Summary

 感染性心内膜炎は,心内膜や弁などに細菌集簇からなる疣腫(ゆうしゅ)が付着し,その構造を破壊する全身性敗血症性疾患である。心不全や塞栓症等を併発し,重症菌血症とあいまって,しばしば致死的となる。発症の母地としては,弁膜症や先天性心疾患,心臓手術後などの影響で生じる非細菌性血栓性心内膜炎が重要と考えられているが,最近は基礎心疾患のない例にも発症することが知られている。また,歯科処置をはじめとする先行侵襲的処置が菌血症を発症し疣腫の形成につながると考えられてきたが,特にきっかけなく発症する例も多い。歯磨き等の日常動作でも一過性の菌血症が起こるため,普段から口腔内を清潔にしておくオーラルケアの重要性が指摘されている。

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