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化学療法の領域 2018年2月号(Vol.34 No.2)

P53(231)~62(240)

特集 感染性心内膜炎のマネジメント・最新の動向

3.感染性心内膜炎の病理

Pathology of infective endocarditis

はるひ呼吸器病院病理診断科 病理部長 堤寬(Yutaka Tsutsumi)

                                                         
Summary

 感染性心内膜炎では左心系弁膜に疣贅をともなう細菌感染巣を認める。重症感染症であり,敗血症の病態が必発である。しばしばリウマチ性あるいは動脈硬化性の弁膜症を基盤に発生する。人工弁輪に二次感染する場合もある。口腔内常在菌や黄色ブドウ球菌が原因菌となることが多いが,表皮ブドウ球菌,腸球菌,グラム陰性菌や真菌による場合も経験される。病理医が感染性心内膜炎に遭遇するのは病理解剖が多く,敗血症とそれに続発する播種性血管内凝固症候群にともなうさまざまな全身性病変が観察される。全身性微小膿瘍が特徴的である。諸臓器に血栓塞栓症を続発する症例も認められる。

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