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化学療法の領域 2018年2月号(Vol.34 No.2)

P71(249)~73(251)

特集 感染性心内膜炎のマネジメント・最新の動向

5.感染性心内膜炎の診断 -細菌学的診断-

Microbiological diagnostic techniques for infective endocarditis

筑波大学医学医療系 教授 矢野晴美(Harumi Gomi)

                                                         
Summary

 感染性心内膜炎の診断の基本は血液培養である。血液培養は抗菌薬を開始する前に採取することが望ましい。実臨床では,外来診療で経口抗菌薬が投与され,その後,病院に紹介されることも多いが,2週間以内の抗菌薬投与により感染性心内膜炎の患者の血液培養が偽陰性になる場合がある。また,培養が通常陰性となる微生物については各微生物ごとに検査方法が異なるため,検査室と連携することが重要である。最近は,血液培養が陽性後(24時間程度以内に陽性),わずか2~3時間程度で微生物の同定結果がわかる時代になっている。今後は質量分析器(MALDI-TOF)などによる迅速な同定検査が臨床現場でますます活用されるようになる。従来よりも時間的に有利に,患者へ最適な治療を提供できることが期待されている。

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