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医薬ジャーナル 2018年2月号(Vol.54 No.2)

P117(319)~121(323)

オピオイド鎮痛薬による便秘の予防薬としての緩下剤の有用性評価

岐阜大学医学部附属病院薬剤部 星野良
岐阜大学医学部附属病院薬剤部 石原正志
岐阜大学医学部附属病院薬剤部 船渡三結
岐阜大学医学部附属病院薬剤部 小林亮
岐阜大学医学部附属病院薬剤部 講師/副薬剤部長 鈴木昭夫
岐阜大学医学部附属病院薬剤部 教授/薬剤部長 伊藤善規

                                                         
Summary

 筆者らは,以前にオピオイド鎮痛薬による便秘に対して,緩下剤予防投与が有効であることを岐阜,岡山,愛媛,福岡の4県35施設からなる多施設共同研究(J-RIGID study)により明らかにした。その中で,緩下剤の処方内容は県間で差があり,岐阜県ではパンテチンが酸化マグネシウムと併用されていたが,他県ではほとんど使用されていなかった。本研究では,オピオイド鎮痛薬投与時における緩下薬としてのパンテチンの有効性について評価した。その結果,パンテチンを酸化マグネシウムと併用しても便秘発現率は酸化マグネシウム単剤の場合とほとんど変わらず,パンテチンの有効性を確認できなかった。近年,多剤併用の問題点が指摘されているが,オピオイド鎮痛薬使用患者における多剤併用回避の観点から,緩下剤としてのパンテチンが酸化マグネシウムとともに処方された場合には,パンテチンを中止する処方提案が必要であると考えられる。

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