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化学療法の領域 2018年3月号(Vol.34 No.3)

P26(382)~28(384)

特集 マイクロバイオームと生体恒常性・疾患

序 -マイクロバイオーム(微生物叢)の理解と今後の展望-

Current understanding and the perspective of human microbiome

京都大学 名誉教授 光山正雄(Masao Mitsuyama)

                                                         
Summary

 腸管内に細菌が生息していることは古くから知られていたが,現在では我々ヒトはホモ・サピエンスという動物(Eukaryote)と,その個体に生息する多様なProkaryoteの両者で構成された複合生物であるとさえ言われる。皮膚,腸管,鼻口腔,上気道,生殖器など,外界と交通のある器官に住みついている細菌を主体とする微生物叢は細菌だけとは限らず,より広範にマイクロバイオーム(Microbiome)と呼ばれるようになってきている。ヒト自身の総細胞数の10倍にも及ぶとされる常在共生細菌叢は,人種や年齢,個体によってその組成が微妙に異なり,我々の健康に深くかかわっている。本特集では,ヒトのマイクロバイオームがどのように我々の健康や恒常性維持に関与し,一方でその乱れがどのように疾患の発生にも関与するかをまとめ,理解を深めたい。

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