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化学療法の領域 2018年3月号(Vol.34 No.3)

P45(401)~53(409)

特集 マイクロバイオームと生体恒常性・疾患

3.ヒト腸内菌叢構成の年齢変化

Age-related microbial changes in the human gut

東京農業大学生命科学部分子微生物学科動物共生微生物学研究室 教授 野本康二(Koji Nomoto)

                                                         
Summary

 腸内フローラの確立は胎児期にはじまる。生後早期の大腸菌群やブドウ球菌などの通性嫌気性菌群の生着に続いて,生後6カ月目までにビフィズス菌がほぼ最優勢となり,3歳時にはFirmicutes門やBacteroidetes門を2大優勢嫌気性菌群とする成人型の腸内フローラが確立する。高齢化にともない嫌気性菌群が減少し,大腸菌群などの通性嫌気性菌群の比率が高まる。生活習慣病をはじめとするさまざまな疾患において腸内菌叢異常が認められる。小児や高齢者におけるプロバイオティクスの継続摂取による腸内フローラや腸内環境の改善および,臨床におけるシンバイオティクスの有用性(感染性合併症予防につながる腸内フローラ異常の改善)が報告されている。

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