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血液フロンティア 2018年6月号(Vol.28 No.6)

P73(899)~82(908)

特集 白血病幹細胞

7.患者細胞移植(patient derived xenograft:PDX)モデルを用いた白血病幹細胞研究

がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科 医員 名島悠峰(Najima Yuho)
理化学研究所統合生命医科学研究センター ヒト疾患モデル研究グループ グループディレクター・主任研究員 石川文彦(Ishikawa Fumihiko)

                                                         
Summary

 白血病再発の原因として,治療抵抗性の白血病幹細胞(leukemic stem cell:LSC)の概念が提唱されている。高度免疫不全マウスに患者由来のがん細胞を移植し,生体内でヒト腫瘍組織を再構築させる患者細胞異種移植(patient derived xenograft:PDX)モデルは,幹細胞性を保持して増える自己複製能と,非幹細胞分画を生み出す腫瘍再構築能を備えたLSCの証明に不可欠である。優れたPDXモデルの開発に伴い,LSCの特性の解明や標的治療に関する研究が進められ,基礎と臨床の距離は急速に縮まりつつある。本稿では,白血病幹細胞研究の根幹をなす,PDXモデルについて概説する。

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