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血液フロンティア 2018年6月号(Vol.28 No.6)

P83(909)~89(915)

特集 白血病幹細胞

8.クローン性造血に潜む病的意義:造血器疾患・心血管疾患との関係

京都大学医学部 腫瘍生物学講座 特定准教授 南谷泰仁(Nannya Yasuhito)

                                                         
Summary

 クローン性造血は,健常者でも加齢に伴い増加する現象として認識されるようになった。骨髄性腫瘍にみられるdriver遺伝子の変異を伴うことが多く,続発する造血器腫瘍の発生率が高いことが知られる。しかし近年,クローン性造血の存在が血管アテローム性動脈硬化病変や糖尿病に伴う血管病変の増加とも関係し,その結果,全生存率の低下とも相関するということが明らかになってきた。TET2など一部の遺伝子変異はマウスモデルによって血管性病変を誘導することが示され,直接的な因果関係が示された。

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