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医薬ジャーナル 2018年6月号(Vol.54 No.6)

P160(1496)~166(1502)

連載 ●副作用・薬物相互作用トレンドチェック

注目論文を読み解く〈74〉

東京大学大学院薬学系研究科育薬学講座 特任准教授 佐藤宏樹
東京大学大学院薬学系研究科育薬学講座 客員教授 澤田康文

                                                         
Summary

〔今月の注目論文のポイント〕
1.米国の医療情報データベースを用いた症例対照研究において,オピオイド鎮痛薬,特に長時間作用型,高効力,高用量のオピオイドと,侵襲性肺炎球菌疾患との関連が認められている。
2.オーストラリアでSGLT2(sodium-glucose cotransporter 2)阻害薬による糖尿病性ケトアシドーシスの有害事象報告の調査が行われ,発症の契機としてインスリンの投与忘れ,感染症,周術期,炭水化物の摂取減少などが認められている。
3.成人大うつ病性障害の急性治療における抗うつ薬の臨床試験のメタアナリシスが行われ,21種の抗うつ薬について有効性(反応率)と忍容性(治療中断率)が比較されている。
4.英国の医療情報データベースを用いたコホート研究において,慢性腎臓病のある心房細動患者では,抗凝固薬により虚血性脳卒中や出血のリスクが上昇し,全死因死亡のリスクは低下することが示唆されている。
5.健康高齢被験者を対象とした試験において,高カロリー高脂肪食後にドロキシドパを投与すると,空腹時投与と比較して,ドロキシドパの血漿中濃度が低下したことが報告されている。
6.健康成人を対象とした試験において,緑茶に含まれる成分であるエピガロカテキンガレートの併用によりナドロールの血漿中濃度が低下し,有機アニオントランスポーター1A2(OATP1A2)を介した相互作用が示唆されている。

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