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化学療法の領域 2002年3月号(Vol.18 No.3)

P48(366)~51(369)

特集 バイオテロリズム対応策-日本の取るべき道

6.ペスト

Plague

長崎大学熱帯医学研究所感染症予防治療分野 永武毅(Tsuyoshi Nagatake)

                                                         
Summary

ペストは人類の歴史の中で黒死病として恐れられてきた細菌感染症である。感染経路は主として,感染したネズミなどからネズミノミの吸血を通してヒトに感染するのが一般的である。今日なお,潜在的にペスト菌が存在するとされる国はアジア,アフリカ,北米,南米など世界中に広く分布している。病態も腺ペスト,敗血症ペスト,肺ペストと重症化し,適切な治療なしではきわめて高い死亡率である。早期診断・早期治療(抗菌化学療法)による救命も可能であるが,最近,多剤耐性ペスト菌の出現もみられることから世界的なサーベイランスが必要となってきた。日本では1類感染症(感染症新法)に分類している。

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