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医薬ジャーナル 2002年06月号(Vol.38 No.06)

p56(1730)~p61(1735)


MONTHLY PRESS


企業活動

代表者異動
新社長に葉山夏樹氏
田中登志於氏は代表取締役会長に
 田 辺 製 薬

 田辺製薬は6月13日開催の取締役会において,代表者の異動を内定したと発表した。現・代表取締役社長 田中登志於氏を代表取締役会長に,また現・代表取締役副社長の葉山夏樹氏を代表取締役社長とする異動は6月27日の同社定時株主総会終了後に開催される取締役会において決定される。
 葉山氏は昭和14年生まれ,富山県出身。富山大学経済学部卒業後,昭和37年田辺製薬入社,平成5年営業企画センター所長,平成8年取締役,平成11年専務取締役(営業総括),平成13年代表取締役副社長,現在に至る。
 なお同社は,前期(第98期)の営業利益,経常利益,当期純利益のいずれもが過去最高益を達成する見込み。

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MONTHLY PRESS

熊倉貞武氏が新社長に
就任は6月27日
 クラヤ三星堂

 クラヤ三星堂は4月26日,同日開催の取締役会において,社長の山田隆史氏を代表取締役会長に,また同副社長の熊倉貞武氏を代表取締役社長とする経営陣の異動を発表した。就任予定日は平成14年6月27日。
 同社では平成12年4月の発足以来,「21世紀の新しい流通を担う日本一の企業創造」を目指し,山田隆史 現代表取締役社長のもと,同業卸7社との業務資本提携締結などを矢継ぎ早に進めてきているところ。
 同社ではこのほど,その経営体制に揺るぎないところが確立されたとみて,経営層の若返りを決議し,なお一層の企業活性化を進め,飛躍を図るとしている。
 新社長の熊倉氏は昭和19年1月18日生まれ,東京都出身の58歳。慶應義塾大学法学部卒業後,昭和46年10月クラヤ薬品(現・クラヤ三星堂)入社。昭和50年10月取締役,同55年12月代表取締役副社長,平成元年4月代表取締役社長に就任。平成12年の合併では代表取締役副社長となり,現在に至る。

代表者異動
新社長に小堀暉男氏,飯田氏は相談役に
 三菱ウェルファーマ

s3.jpg (8578 バイト)  三菱ウェルファーマは4月25日,同日開催の取締役会において,現・代表取締役社長の飯田晉一郎氏を取締役相談役に,また現・副社長の小堀暉男氏を代表取締役社長とするトップの異動を内定した。新経営体制は6月27日の株主総会終了後の取締役会において決定される。
 飯田氏は三菱東京製薬との合併前のウェルファイド時代より代表取締役社長を務めてきたが,平成14年より実行に移される,長期・中期の経営計画の策定・公表が可能となるに至った今,小堀氏にバトンタッチすることで「国際創薬企業」への飛躍を目指すとしている。
 小堀氏は昭和13年4月9日神奈川県出身の64歳。
 一橋大学法学部卒業後,昭和36年4月三菱化成工業入社。昭和60年3月同社黒崎工場勤労部長兼同工場総務部長,平成元年8月同社人事部長,同7年常務取締役人事部長,11年専務取締役兼専務執行役員,13年取締役副社長。平成14年三菱化成代表取締役副社長兼三菱化学取締役(非常勤),現在に至る。

10月1日合併へ
スズケンとオオモリ薬品

 スズケン(別所芳樹代表取締役社長)とオオモリ薬品(赤井信博代表取締役社長)は,5月20日に開催されたそれぞれの取締役会の承認を経て,同日合併契約書を締結したと発表した。6月27日の株主総会を経て,10月1日をもって合併する。合併に関する株式比率はスズケンの1株に対して,オオモリ薬品1,100株。合併後はスズケンの別所芳樹氏が代表取締役社長に就任の予定。
 近年,医薬品卸業界においても販売価格の低下等による収益性の悪化が継続していることから,これまでの流通の仕組みや取引慣行などの変革を含め,経営構造改革が強く求められている。スズケンでは「2010年全国展開」「2010年連結売上高2兆円」「マーケットシェア25%以上」を達成し,医薬品卸業界において,ゆるぎない総合力ナンバー1企業の実現を目指したいとしており,そのためには首都圏,近畿圏という国内2大市場におけるいっそうの営業力強化が必要であると考えてきた。オオモリ薬品は,その2大市場において営業基盤を有するところから,両社の合併により,まずは当面の目標であった売上高1兆円の達成が可能であるとしている。

ダイアライザー事業を旭メディカルに譲渡
 テ ル モ

 旭メディカルとテルモは,テルモのダイアライザー事業の営業を旭メディカルに譲渡することについて5月8日,合意したと発表した。
 テルモは1977年からダイアライザー事業を行ってきたが,競争激化の状況から,シェアの急速な拡大は今後望みにくいと判断し,国内最大のダイアライザーの供給メーカーである旭メディカル(旭化成グループ)への同事業の営業譲渡を決めた。
 テルモはまた,抗酸化剤ビタミンEを中空糸の血液接触面にコーティングする独自の技術を有しており,酸化ストレスのかかる療法でもある血液透析療法に大きく貢献している。なお,今回のダイアライザー事業に関わる知的財産(特許権,商標権等)も,旭メディカル側に譲渡もしくは供与されることとなる。

ロスバスタチンカルシウム製剤
「クレストール」共同販売
 アストラゼネカと塩野義製薬

 アストラゼネカと塩野義製薬は,アストラゼネカが高コレステロール血症・家族性コレステロール血症の適応で輸入承認申請した「クレストール」(一般名:ロスバスタチンカルシウム)に関する共同販売契約を締結したと5月16日,発表した。
 アストラゼネカは,競争の厳しいスタチン剤市場にあって「クレストール」の地位を確立するためには,強力かつ広範囲にわたるマーケティング・営業努力が必要であるとの考えから,そのパートナーに塩野義製薬を選んだとしている。同製品は1ブランド2チャネルでの販売となる。なお,ロスバスタチンナトリウムは同効薬のアトルバスタチン,シンバスタチン,プラバスタチンに比べてより多くの患者でLDL-コレステロールが治療目標に達するという臨床試験結果が得られている。

喘息フォーラム2002開催
「ぜんそくと上手につきあうために」
各地新聞社が市民公開講座を開催中

 『喘息と上手につきあうために』をメインテーマとする市民公開講座が,アクロス福岡(西日本新聞主催)での5月開催を皮切りに,全国6カ所で順次開催される。
 主催は各開催地新聞社で,日本医師会,日本薬剤師会,日本アレルギー協会などが後援する。またグラクソ・スミスクライン(GSK)が協賛しており,参加申し込みは各地区の主催新聞社あるいはGSKのホームページhttp://www.glaxosmithkline.co.jp/asthma/からできる。応募者多数の場合は抽選となる。
【開催スケジュール】(開催日,場所,主催新聞社の順)
▼6月2日:広島国際会議場(広島市),中国新聞
▼7月6日:大阪厚生年金会館(大阪市),毎日新聞
▼9月1日:愛知県勤労会館(名古屋市),中日新聞
▼9月7日:中野サンプラザ(東京都),毎日新聞
▼10月19日:道新ホール(札幌市),北海道新聞

■岡崎事業所再構築プロジェクト
当初計画をほぼ完了
  万 有 製 薬

 万有製薬が,1998年より進めてきた岡崎事業所(愛知県岡崎市)の再構築事業がほぼ完了した。同事業所は原薬の合成研究・生産を統括する拠点と位置づけられ,新薬研究を行うつくば研究所(茨城県つくば市),大量生産商品の自動化工場である妻沼工場(埼玉県妻沼町)の両工場間をつなぐ役割を果たすことで研究・商品化・生産の一貫した体制が整うことになる。
 同事業所は,約7万m2の敷地に生産関連施設(工場)と研究施設(合成技術研究所)を有し,耐震補強や配管の地下埋設など,環境・災害に配慮した設計。工場では少量販売品目を半自動生産するほか,資本提携先のメルク社への原薬製造・供給を行う。また研究所は,LSOL(Large Scale Organic Laboratory:原薬合成研究棟)- I,- II および研究棟の三施設を中心として,原薬の製造研究を最先端の設備で行っていく。
 なお,同社ではLSOL- III の建築も視野に入れるなど,同事業所のさらなる拡充に意欲を示している。

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◇和光堂:代表者異動=和光堂は6月26日をもって現取締役社長 三木知憲氏が代表取締役会長に,代わって三共副社長の内田貞夫氏(69歳)が代表取締役社長就任となる人事異動を発表した。内田氏は昭和8年生まれ,静岡薬科大学卒業後,三共に入社。平成13年6月に三共の代表取締役副社長に就任,現在に至る。
◇三共:米国で血圧降下剤「ベニカー」の新薬承認=三共は,100%子会社の三共ファルマインク(米国;ニュージャージー州)が,2000年7月25日に血圧降下剤「ベニカー」(一般名:オルメサルタン・メドキソミル)(開発記号:CS-866)の新薬承認申請をFDA(米国食品医薬品局)に対して行ってきたが,今年4月25日に新薬承認通知を受領したと発表した。
◇中外製薬:子会社を富士レビオに譲渡=中外製薬は5月13日,同社の100%子会社・中外診断科学株式会社の全株式を富士レビオに譲渡することで合意したと発表した。
◇日本アズウェル:首都圏オフィスの移転=日本アズウェルは首都圏オフィス機能の充実と効率化を図るため,次の通り移転を行い,5月13日より業務を開始した。
・名称:株式会社アズウェル 首都圏オフィス
・所在地:〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町14番4号 岡谷ビル3階
・TEL:03-5614-5411(代),FAX:03-5614-5422
◇大洋薬品工業:受託ビジネス売上げ前年度比192%増をめざす=大洋薬品工業の受託ビジネスはスタートから4年目を迎えたが,平成14年度の受託売上げについては25億円(前年度比192%増)になるとの予想を発表した。同社では薬事法改正による「販売承認」制度への移行も視野に入れ,今後も売上げ倍増ペースが続くとみている。

■カルシウム拮抗薬ニフェジピン
心事故抑制効果はACE阻害薬に匹敵
  バイエル薬品

 バイエル薬品は5月22日,東京都内でプレスセミナーを開き,カルシウム拮抗薬ニフェジピン持効錠の心事故抑制効果がACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬に匹敵するという調査結果が得られたと発表した。
 この調査結果はJMIC(B)(Japan Multicenter Investigation for Cardiovascular Diseases/Bayer)の研究グループによるもので,4月24日に開催された第66回日本循環器学会総会・学術集会において公表されたもの。
 これまでわが国には高血圧患者に対する独自の無作為調査がなく,欧米のエビデンスをもとに,心事故発生抑制効果に関しては,ACE阻害薬の方がカルシウム拮抗薬よりも優れているとされてきた。しかし,臨床医からは,その逆の結果が多く報告されており,日本独自のエビデンスが待たれていた。JMIC(B)は,冠動脈疾患を合併した高血圧患者1,650例を解析対象として,心事故の抑制効果についてニフェジピン持効錠(カルシウム拮抗薬)とACE阻害薬を比較研究した,わが国初めての無作為前向き研究(Prospective Randomized Trial)。3年間の経過観察により,両剤の間に有意差はないとの結果を得た。
 セミナーでは,河合忠一(医仁会武田総合病院院長,京都大学名誉教授,JMIC研究グループ代表),由井芳樹(京都大学大学院医学研究科循環病態学),細井瑳一(榊原記念病院院長,東京女子医科大学名誉教授)の3氏が講演。JMIC(B)の研究結果を報告し,わが国独自のエビデンスが発表されたことの意義や,それが今後の治療ガイドラインに与える影響を語った。

 

■“新生中外製薬”
日本ロシュとの統合効果は180億円
  国内第4位シェア目指す
   中 外 製 薬

 中外製薬(永山 治代表取締役社長)とF・ホフマン・ラ・ロシュ社(フランツB.フーマー会長兼CEO)は5月7日,東京會舘において記者会見を行い,中外製薬と日本ロシュの統合による戦略的アライアンスが本格化する2005年には,その相乗効果による180億円を加えた3,150億円の純売上が見込まれるとする予想を発表した。
 今秋誕生する“新生中外製薬”は,ロシュグループの最重要メンバーとしてのスタートとなるが,こうした外資系企業と国内製薬企業の事業統合としては,日本企業の独立性が保持されているケースとして注目されており,統合後も中外製薬が研究・開発や製造・販売の意思決定を行う。
 “新生中外製薬”は癌領域,骨領域,腎領域で2005年度には国内トップシェアを獲得することを事業目標のひとつとして掲げており,国内医療用医薬品市場で売上第4位を目指す。


新発売

骨粗鬆症治療薬
リセドロン酸ナトリウム水和物
2ブランド2チャンネルで新発売
 味の素/アベンティスファーマ/武田薬品工業

 味の素,アベンティスファーマおよび武田薬品工業は,骨粗鬆症治療薬リセドロン酸ナトリウム水和物(一般名)を5月9日に新発売すると発表した。 商品名は『アクトネル®錠2.5mg』(製造;味の素,販売;アベンティスファーマ)と『ベネット®錠2.5mg』(製造・販売:武田薬品工業)の2ブランド2チャンネル方式の共同販売となる。
 主な特徴は,〈1〉腰椎骨密度を有意に増加させる(国内および海外の臨床試験より),〈2〉骨粗鬆症による椎体骨折発生頻度を有意に低下させる(海外成績参考),〈3〉骨吸収マーカーを投与1カ月で有意に低下させる─など。
<薬価>1錠=161.10円

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抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体
『シナジス®
 ダイナボット

 ダイナボットは抗RS(respiratory syncytial)ウイルスヒト化モノクローナル抗体『シナジス®』[一般名:パリビズマブ(遺伝子組換え)]を5月13日,新発売した。
 『シナジス®』は米国メディミューン社が創製したヒト化モノクローナル抗体で,わが国での製造はダイナボットが行い,販売は大日本製薬が担う。
 RSウイルスはRNAウイルスで,乳幼児,特に1歳未満の乳児で呼吸器感染症の最大の原因となり,毎年冬季に流行を繰り返している。早産児や基礎疾患を有する乳児では特に感染のリスクが高いとされている。
 『シナジス®』は,RSウイルスが宿主細胞に侵入する際に重要な役割を果たすFタンパクの抗原部位A領域に特異的に結合してウイルスの感染力を中和し,ウイルス複製および増殖を抑制する。
 なお,『シナジス®注射用50mg』の発売は今秋を予定している。
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学会・団体

第50回日本化学療法学会総会
5月9~11日,神戸で開催

 第50回日本化学療法学会総会(会長:守殿貞夫神戸大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学分野)が5月9日から3日間,神戸国際会議場で開催された。本総会は,学会として半世紀を迎えた節目となる学術大会。全体テーマは「化学療法学−その足跡,現状,将来−」。
 総会では特別企画としての「日本化学療法学会50年の歩みと今後の展望」など5テーマのほか,半世紀記念シンポジウム「我が国における抗菌化学療法50年の功罪」,一般シンポジウム「1.薬剤耐性への新しいアプローチ」「2.新しい抗菌・抗ウイルス薬の開発と臨床の問題点」など──が取り上げられた。
 シンポジウム2の「新しい抗菌・抗ウイルス薬の開発と臨床の問題点」では“治験コーディネーター(CRC)の役割”(手島みどり;山口大学医学部附属病院臨床治験支援センター),“化学療法剤の臨床試験とTDM”(五味田 裕;岡山大学医学部附属病院薬剤部長),“薬物相互作用”(澤田康文;九州大学大学院薬学研究院臨床薬学講座教授)など5演題中3題までがCRCと薬学の立場からの講演。その中で手島氏は治験プロトコールから逸脱しないための,検査部を巻き込んだ連携体制の構築について提言,また,五味田氏は抗菌薬の有効性,安全性の確保に貢献するTDM(治療薬物血中濃度測定)の意義と,そこで必要なGCP遵守について述べた。澤田氏は,チトクロムP450など薬物代謝酵素活性やトランスポーターのP-糖タンパク質の関与により,併用する薬物の体内動態が変化するものがあるので,そうした場合には併用薬の投与量を減らすなどで被験者の安全性を十分に確保する必要のあることを強調した。
 また,学会最終日,11日の特別部会報告では,「抗菌薬の皮内反応は必要か?」をテーマに討議が行われた。同討議では現在,海外では抗菌薬の皮内反応テストが行われていないこと,皮内反応という局所反応と全身反応の一致についてのエビデンスが乏しいことなどが報告され,医薬品添付文書中の皮内反応テストに関する記述の削除については日本化学療法学会として提言していく考えであることを表明した。なお,抗菌薬投与後の急性アナフィラキシー発現については,十分な患者観察と応急処置のできる体制を整えておくことで対応できるとしている。
 次回第51回日本化学療法学会(井上松久北里大学医学部微生物学教授)は,来年5月29日より2日間,新横浜プリンスホテル(横浜市)で開催の予定。

薬学教育モデルカリキュラム(案)を作成
 日本薬学会

 日本薬学会主催の「薬学教育カリキュラムを検討する協議会」(座長:市川 厚京都大学生体情報制御学教授)は,薬学教育を時代の要請に合わせたものにするため,国公立私大共通の「モデルカリキュラム(案)」を作成した。これまで各大学や科目担当教官の裁量に任され,「知識教育」重視であった教育内容を,「技能・態度教育」も加味した「統合的カリキュラム」へ再編成し,国際化・情報化した現代社会に耐え得る薬剤師や薬学研究者の養成を目指す。
 薬学教育改革については,昨年8月に日本私立薬科大学協会薬剤師養成カリキュラム検討委員会から「薬学教育モデルカリキュラム(案)」が,また9月には国公立大学薬剤部長会議教育部会から「薬学モデル・コア・カリキュラム(案)」が出されており,今回の共通カリキュラムは両者を総合した上で,薬剤師・薬学研究者を目指す学生が学ぶべき教育内容のガイドラインを示したもの。基本的な考え方として,「学習者主体」が打ち出されており,特に実務実習の充実が図られている。
 日本薬学会では,今回のモデルカリキュラム(案)をもとに,さらに教育年限等も考慮に入れた「モデル・コア・カリキュラム(案)」を作成する予定で,将来的には各大学が,自校の特徴とコア・カリキュラムをうまく組み合わせ,個性的な薬学教育を展開することが望まれるとしている。

千里ライフサイエンスセミナー
「生活習慣病の主役としての脂肪細胞
ーアディポサイエンスの新展開ー」

 千里ライフサイエンスセミナー「生活習慣病の主役としての脂肪細胞―アディポサイエンスの新展開」が,財団法人千里ライフサイエンス振興財団の主催により開催される。コーディネーターは,大阪大学大学院医学系研究科教授 松澤佑次氏と大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科教授 下村伊一郎氏。詳細は下記の通り。
▽日時:平成14年9月20日(金)10:00~17:00
▽場所:千里ライフサイエンスセンタービル5階
▽プログラム:1.エネルギー恒常性の維持機構におけるオレキシンの役割(筑波大学基礎医学系助教授 桜井 武),2.生理活性ペプチドによるエネルギー代謝調節機序および病態との関連(宮崎医科大学第三内科講師 中里雅光),3.脂肪細胞の分化と情報伝達(神戸大学大学院医学系研究科教授 春日雅人),4.脂肪細胞とインスリン抵抗性のメカニズム(東京大学大学院医学系研究科助教授 門脇 孝),5.生活習慣病とアディポサイトカイン(大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科教授 下村伊一郎),6.生活習慣病におけるレプチンの臨床的意義(京都大学大学院医学研究科助手 小川佳宏)。
▽申し込み方法:氏名,郵便番号,所在地,勤務先,所属,電話およびFAX番号を明記の上,郵便,FAXまたはE-mailで申し込む。http://www.senri-lc.co.jp(E-mail:fjs-lsf@senri-lc.co.jp)で情報入手が可能。
(注:lsfは「エルエスエフ」,lcは「エルシー」)

第15回内藤コンファレンス開催
テーマ「難病の分子生物学 III」
申込締め切り7月1日

 第15回内藤コンファレンス(組織委員長 金澤一郎東京大学医学系研究科教授)が10月2日から4日間,「難病の分子生物学 III」をテーマに湘南国際村センター(神奈川県葉山町)で開催される。プログラムは次の通り。
 A.蛋白質の修飾と神経細胞変性,B.ポストゲノム時代の多因子性神経疾患へのアプローチ,C.神経変性疾患の新しい治療戦略,D.新規病態関連分子~創薬にむけて~,E.再生・遺伝子医療──の5題。
 参加希望者は同財団のホームページから申し込む。締め切りは7月1日。
▼URL http://www.naito-f.or.jp
▼E-mail info@naito-f.or.jp

■「慢性関節リウマチ」の診断名を「関節リウマチ」に変更
  日本リウマチ学会

 日本リウマチ学会は,4月に開催された第46回日本リウマチ学会総会において,現在,診断名として使用されている「慢性関節リウマチ」という用語を改め,今後は「関節リウマチ」を診断用語として用いていく方針を明らかにした。
 「慢性関節リウマチ」は,医学用語Rheumatoid Arthritisの和訳として第6回日本リウマチ学会総会(1962年開催)で採択されて以来,広く診断名として使われてきた。しかし,近年の早期発見・治療の普及や「慢性」の語が患者に与える心理的影響などから,名称の変更が強く求められるところとなっていた。
 日本リウマチ学会では,医学用語委員会を設けて名称変更の是非を3年間にわたって討議するとともに,同学会総会においても“用語変更のワークショップ”を開催するなど,診断名の変更を前向きに検討。会員から寄せられた意見も考慮に入れ,「関節リウマチ」「リウマトイド関節炎」の2案から,最終的に前者が選ばれた。
 同学会では,「慢性」の語を外すことで患者の不安も解消され,また変更を最小限にすることで,国家試験や医療保険などの社会的混乱が少なくてすむとしている。


◇大阪府薬剤師会:役員改選=大阪府薬剤師会は新年度役員改選を行い,児玉 孝氏が会長に再任された。

 

【医薬関連ホームページ】

●低用量ピル服用者の声:OC情報センター事務局がホームページ開設=低用量ピル(OC)の正確な理解と普及を目指し,関連企業8社(科研製薬,ツムラ,帝國臓器製薬,日本シエーリング,日本ワイスレダリー,持田製薬,山之内製薬,ヤンセン ファーマ,50音順)により運営されているOC広報機関:OC情報センターが,4月22日よりホームページをオープン。URL http://www.pill-ocic.net
●成長障害に関するホームページ:日本イーライリリー提供=URL http://www.growthhormone.co.jp




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